婚約者がいた。

今、html5とcss3の勉強をしていますが、僕が高校を卒業した当時はまだ携帯電話も普及しておらず、ワープロが出始めた頃でした。

職場でタイプを打てるのは、タイ人女性と結婚していた人だけでした。手先を見なくてもタイプライターを打っていくのが手品のようでそれだけで一目置かれてました。

22歳頃にNECの9801がコマーシャルでテレビや雑誌で宣伝されるようになると、時代に遅れてはいけないと何の予備知識なく名古屋駅前の三省堂で「BASIC」の講座を受講しました。
三省堂のレジカウンターの隣に3台置かれており、人間が教えるのではなく「コンピューターが指導するから大丈夫」というキャッチフレーズでした。
真摯にbasicを学びたいというよりは、レジカウンターにおられた古田さんという女性と知り合いになりたいのが95%でした。

いきなり「RUN~」「LET~」など今のようにユーザーインターフェイスが全くなく、英文字だけの世界に3、4回通っても全く頭に入りません。
それでも古田さんに会いたいだけで情熱はそちらにシフトしていきました。

もう後4回で終了してしまうことに危機感を感じた僕は、6回目に勇気を出して食事に誘ってみました。
全くわからない状態の7回目のレッスンの前に店長がいきなり「さっとんさん、事務所に来てくださいますか」と呼ばれました。
「さっとんさんには大変申し上げにくいのですが、実は古田には婚約者がおりましてご交際はできないと本人が申しております」と話されました。
7回目のレッスンが終わった後、逃げるように店を去り、それから三省堂に行くことはなくなりました。

あれから30年以上経った今、おっさんになってからパソコン教室に通っております。

僕が通っているパソコン教室 I love hyper club

行きつけのクラブのママ

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